動物病院でお薬を処方されたが、どのようにあげたらよいかわからない、口から薬だけ出してしまう、ご飯に混ぜるとご飯を食べなくなる、、、そんなお悩みをよく耳にします。
★今回はお薬を飲ませる方法をいくつかご紹介しますので、
その子に合った投薬方法を見つけてあげてくださいね!
≪注意!!!≫
お薬を飲まないからとわんちゃん、ねこちゃんを叱ったり、力づくで飲ませたりするとお薬に対して悪いイメージを持ってしまうので、普段通りの接し方で褒めながらお薬をあげましょう!
~投薬方法~
お薬の形状には錠剤・カプセル・粉薬・シロップの4種類があり、形状によって飲ませ方も異なります。
その子にあう投薬方法があれば、動物病院にお薬の種類の希望も伝えてください。
①口に直接入れる
②ご飯に混ぜる
③投薬補助食品を使う
④溶かしてシリンジであげる
それでは具体的に投薬方法をご説明していきます。
①口に直接入れる
この方法は確実に投薬ができる方法です!
▶わんちゃんねこちゃんの横に立ち、上から上顎または頬骨を持ちます。

▶顔を真上に向け、反対の手で口を開けます。

▶親指と人差し指で薬を持ち、薬を舌の奥の中心に落とします。

▶薬を落としたらすぐに口を閉じて飲み込むまで、離さないでください。


▶お薬を飲み込みやすくするためにも、投薬後はスポイトで水を少しあげましょう。

▶喉をさすり、お薬を飲み込むように促します。ごっくん、と飲み込む感触がするまで手を離さないでください。お薬を吐き出さなければ投薬成功です。 歯茎にくっついていたり、毛に絡んで飲めていない事があるのでお薬が残っていないか最後に確認しましょう。
②ご飯に混ぜる
食べることが大好きな子におすすめの方法です。
粉薬や液剤の場合は、お薬がついた可能性のあるご飯は全部食べてもらわないといけないので、食べムラがある子、途中で残してしまう子は要注意です!
空腹の状態で少量のご飯とお薬だけを先に食べさせてあげると、空腹の勢いで薬を気にせず食べてくれるのでおすすめです。
※ドライフードだと錠剤を上手に残してしまうという子は、缶詰やパウチと一緒にあげると気づかれずに投薬できます。
③投薬補助食品を使う
ご飯に混ぜるとご飯を食べなくなる、ご飯だと気づかれて錠剤のみ吐き出すという子におすすめ。
投薬補助用のトリーツや服薬ゼリーに包んであげることで、薬の形や匂いに気づかれず投薬しやすくなります。
●投薬用ちゅーる
おやつのちゅーるに比べて粘土が4倍になっているので、錠剤・カプセル・粉薬が包みやすい柔らかさになっています。お団子にしておやつ感覚で投薬できます。

●ちゅーるポケット
外側がふっくらしており、中がちゅーるで柔らかく、お薬を入れやすい構造になっています。形や匂いに気づかれず投薬しやすくなります。食欲があり、ちゅーるポッケットを好んで食べてくれる子におすすめです!

●おくすりちょーだい
植物油脂を使用しているため、ねこちゃんでも抵抗なく食べることができます。チーズの味とほのかな甘味と適度な粘りがあり、薬によく混ざるので嗜好性も高くおすすめです!

④溶かしてシリンジであげる
粉薬を水に溶かし、注射器で吸います。
▶上から上顎または頬骨を持ち、犬歯の後ろの隙間にシリンジの先端を差し込み、飲み込んでいるか確認しながらゆっくり流し込みます。


上記の方法をお試しいただいても、上手く薬を飲ますことができなかったとか、どうしても薬を嫌がるなどというお悩みはあると思います。
まずは、お気軽にご相談ください。