犬や猫は人間と共生する上で、日中仕事や家事をしている飼い主さんとずっと一緒に遊んでいられるわけではありません。
同じくらいの歳の気の合う同居動物がいたら、人間なしでも遊んでいてくれるかもしれません。

「かまってくれない」
「暇だなぁ」
「誰か遊んでよ〜」
と、暇を持て余してしまう子は少なくないのではないでしょうか。
中には暇が転じて問題行動(人間が困る行動)を起こしたり、
足先をペロペロ痒くもないのに舐め続け、皮膚炎になってしまう子も。
人間と暮らす犬や猫は、多くの時間を「睡眠」、猫は+「毛繕い」、犬は+「散歩」に費やします。
野生で暮らしていた犬や猫は自力で狩りをし、捕食行動に多くの時間を費やします。
一方で人間と暮らす犬や猫はお皿に盛られたご飯を1日2回食べることで数分で終了してしまいます。
留守の時間を短くすることや構ってあげられる時間をたくさん作ることが1番の解決策です。
とはいえ、なかなかそれも難しいです。
留守中におもちゃを出しっぱなしにしておくのも、誤食の危険性がありあまり推奨されません。
自動給餌器を使って小分けにご飯の時間を設けるのもひとつの策ですが、単調になってしまいますよね。
~そこで! 留守中にできる発散方法をいくつかご紹介します~
★知育Toy
臭覚を刺激するノーズワークを利用したおもちゃ。
適度の疲労感や満足感を得られるため留守番や、早食い防止、退屈しのぎなどに活用できます。
フードを詰めてあそべるボールタイプから、にんじんやケーキなどの形をしたマットタイプのものなど様々な形のものがあります。


★コング(天然ゴム性で丈夫なアメリカ生まれの代表的な知育Toy)
中におやつを詰めたり、独特な形状で転がして遊んだりすることで、ストレス解消、分離不安の軽減、お留守番時の退屈しのぎなどに役立ちます。
■夏場は中にペースト状のおやつやフードを凍らせて少しずつ舐められるようにする
■いくつか用意してペースト状ご飯を内側に塗ったものを部屋に隠す
(ドライフードを入れるより、時間をかけて舐めとるので長時間楽しめる) など、さらに工夫をすると飽きずに楽しめるかもしれません。
また色々なサイズがあるので猫ちゃん、小型犬・大型犬、それぞれのサイズに合ったものを使用すると良いですね!

★お手製の知育Toy
■空き箱におやつやドライフードを入れる
犬ちゃんだと噛みちぎったり潰したり時間をかけて中のフードを食べられる。
(紙や箱などを食べてしまう子には不向き)
■製氷皿におやつやドライフードを入れる
手を入れて、1個1個出して食べるので、早食い防止、お留守番時の暇つぶしにもってこい。
ひっくり返るようなら固定すると◎
■ダンボールなどの大きめの箱におやつやドライフードをチラシや新聞紙などに
くしゃくしゃっと中に隠したものをいくつかいれて探させる

いつもお皿で与えているご飯から何割か分けてとっておき、
これらの方法をいくつか試してみるのはいかがでしょうか。
早食い防止にもなるので、いつも早食いによる吐き戻しに悩んでいる子にもオススメです。
年末年始は家族でのんびり。
知育Toyを使ってペット達とゆっくり時間を楽しむのも良いかもしれませんね。