甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンは全身の代謝を活性化するホルモンです。甲状腺機能亢進症は、高齢猫に多く、甲状腺が腫大する事でホルモン分泌量が過剰となり、あらゆる病的症状を引き起こします。放置すると心臓の負担になる為、早期発見が大事です。
外観
- 痩せてきた(病的に代謝が上がるため食べても痩せる)
- 毛並みが悪くなる
- 昼間でも瞳孔が開いている
症状
- イライラ、怒りっぽくなった
- 食欲亢進する(初期)食欲減退(末期)
- よく吐くようになった
- よく鳴くようになった
- 多飲多尿になる事がある
検査
- 肝臓の数値が上昇する
- 頻脈
- 心臓に雑音がある
- 心肥大(心筋症)がある
- 高血圧
※甲状腺機能亢進症を放置すると心臓病や血栓症になりやすい
診断
- 血液検査で甲状腺数値を測定します
治療
- 抗甲状腺薬の服用でコントロールします
※当院では、院内で甲状腺数値が測れます。
8歳超えたら年に1度は測定しておきましょう。