甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンは全身の代謝を活性化する作用を持つため、その欠乏によって代謝の低下が生じます。高齢犬に多いです。
外観
- 脱毛(特に尻尾の先、体幹部の薄毛など)
- 皮膚が黒ずんでシミが増えた
- 耳や皮膚に炎症がおこりやすくなる
症状
- 肥満(代謝が落ちるので太る)
- やる気が無い、動きや反応が鈍い
- 怒らなくなった
- 体温が低い
- 稀ですが、顔面神経麻痺や斜頸
検査
- コレステロール値が高い
- 中性脂肪が高い
診断
- 血液検査で甲状腺数値の測定します
治療方法
- 内服薬でホルモンを補充し、本来の代謝を取り戻す事ができます
※ 当院では、院内で甲状腺数値が測れます。
10歳超えたら年に1度は測定しておきましょう。